Silence 530-455mm

夢のなかでも絵を描いていた。本当に描けなくて落ち込んでいた。そういう時に魔法のような、何かから背中を押されるような気がした。

描けなさすぎて、という動機からゴッホの映画をレンタルして、ゴッホの日記を図書館で借りるくらいにはなっていた。

絵を描き終わって、色々な作業をした。一人で仕事もない、虚無な時間が流れた。

沈黙。

それが今回の絵の意識だった。沈黙という言葉から、映画のシーンや、日常の物事や、自身の心象も含めて意識していた。

それらの派生した観念の数々はまとめきれないまま、例えば、オーケストラの指揮者がよくもわからず指揮しているような、そんな感覚で描いた。

沈黙、とは何かとここ二、三日考えていた。

手が届きそうな、中指の先にありそうな掴みやすいものでもありそうなのに、

それ以前の描くこと、それに対するモチーフ、そんな様々が意識の表層に浮かぶ。

だが、攻殻機動隊のタチコマが言っていたように、「0という意味の否定によって、

0が存在している意味をなしている」と言っていたように、(神に対しての議論だったけど)その0に対して表現を試みるのに、表現には0という言語そのものがない。

と、考え続けている。

絵から遠く離れた、美しい絵。その0を考えながら今日も明後日もそうあるだろうと考えながら、やっぱり考えてしまう。